2024年12月15日(日)に行われる「朝日杯フューチュリティステークス2024」の出走予定馬と予想オッズ、ならびに上位人気になりそうな馬の見解について書かせて頂きます。
今年で76回目となる「朝日杯フューチュリティステークス」は例年は阪神芝1600Mで行われますが、今年は京都芝1600Mで行われる2歳限定のG1レースです。
2013年までは中山芝1600Mで行われていましたが2014年から現行の形となり、以前は実質的に2歳牡馬ナンバーワン決定戦という位置づけでしたが、2017年にホープフルSがG1に格上げされてからは微妙な立ち位置のレースとなっています。
90年代前半ぐらいまでは翌年のクラシックを勝つ馬が良く出ていましたが、90年代後半以降はしばらくはクラシックとの結びつきが全くありませんでしたが、2012年の勝ち馬ロゴタイプ(2013年皐月賞馬)と2021年の勝ち馬ドウデュース(2022年日本ダービー馬)がクラシックを勝ちましたので以前よりはクラシックとの結びつきは出ている感じとなっています。
過去10年の1番人気馬の戦績は5-2-2-1、勝率50%、連対率70%、複勝率90%ということで、1番人気馬の信頼度は高目という感じになっています。
朝日杯フューチュリティステークス2024 出走予定馬
登録馬は以下の19頭となっています。
馬名 | 性齢 | 斤量 | 調教師 |
---|---|---|---|
アドマイヤズーム | 牡2 | 56 | (栗)友道康夫 |
アルテヴェローチェ | 牡2 | 56 | (栗)須貝尚介 |
アルレッキーノ | 牡2 | 56 | (美)国枝栄 |
エイシンワンド | 牡2 | 56 | (栗)大久保龍 |
エルムラント | 牡2 | 56 | (美)鹿戸雄一 |
クラスペディア | 牡2 | 56 | (栗)河嶋宏樹 |
コスモストーム | 牡2 | 56 | (栗)北出成人 |
ショウナンザナドゥ | 牝2 | 55 | (栗)松下武士 |
ソードマスター | 牡2 | 56 | (美)斎藤誠 |
タイセイカレント | 牡2 | 56 | (栗)矢作芳人 |
ダイシンラー | 牡2 | 56 | (栗)梅田智之 |
テイクイットオール | 牡2 | 56 | (栗)中竹和也 |
トータルクラリティ | 牡2 | 56 | (栗)池添学 |
ドラゴンブースト | 牡2 | 56 | (栗)藤野健太 |
ニタモノドウシ | 牡2 | 56 | (美)高木登 |
パンジャタワー | 牡2 | 56 | (栗)橋口慎介 |
ヒラボクカレラ | 牡2 | 56 | (栗)奥村豊 |
ミュージアムマイル | 牡2 | 56 | (栗)高柳大輔 |
ランスオブカオス | 牡2 | 56 | (栗)奥村豊 |
予想オッズ
1 | アルテヴェローチェ | 4.4 |
2 | ミュージアムマイル | 4.6 |
3 | トータルクラリティ | 5.1 |
4 | パンジャタワー | 5.3 |
5 | タイセイカレント | 6.2 |
6 | アルレッキーノ | 8.4 |
予想オッズ上位人気馬の見解
アルテヴェローチェ
戦績2戦2勝 栗東・須貝尚介
父モーリス 母父ディープインパクト
前走はサウジアラビアRC(G3 東京芝1600M)に出走し、2番人気だったが見事1着。
その前走のサウジアラビアRCは稍重馬場ながら勝ちタイムが1分33秒0とかなり優秀なのと、未ださらに強くなりそうな余地もあるので、ここは中心視が妥当なところか。
ミュージアムマイル
戦績3戦2勝 栗東・高柳大輔
父リオンディーズ 母父ハーツクライ
前走は黄菊賞(1勝クラス 京都芝2000M)に出走し、1番人気に応えて見事1着。
新馬戦は3着に終わったが、2戦目の未勝利戦と前走の1勝クラス戦はかなりの好内容で勝っている。
特に前走の勝ちっぷりはかなりスケール感があったので、コノ馬も有力処の1頭に入って来る筈か。
トータルクラリティ
戦績2戦2勝 栗東・池添学
父バゴ 母父スペシャルウィーク
前走は新潟2歳S(G3 新潟芝1600M)に出走し、6番人気だったが見事1着。
その前走の新潟2歳Sの勝ちタイムは1分34秒2ということで例年のこのレースの勝ち馬とは同等レベルか。
コノ馬も非常に能力は高そうなので、有力処の1頭になってくるか。
パンジャタワー
戦績2戦2勝 栗東・橋口慎介
父タワーオブロンドン 母ヴィクトワールピサ
前走は京王杯2歳S(G2 東京芝1400M)に出走し、8番人気だったが見事1着。
その前走の京王杯2歳Sの勝ちタイムが稍重馬場ながら1分21秒2ということで例年並みかやや優秀な部類に入るか。
距離が延びてどうなるかは微妙だが、軽視は絶対に軽視は出来ない1頭だと思える。
タイセイカレント
戦績2戦1勝 栗東・矢作芳人
父モーリス 母父Galileo
前走はサウジアラビアRC(G3 東京芝1600M)に出走し、4番人気2着。
その前走のサウジアラビアRCでは勝ち馬を上回る上り3Fの脚をみせており、なかなかの好内容だったと思える。
右回りでどうかは微妙かも知れないが、コノ馬も軽視は出来ない1頭だと思える。
アルレッキーノ
戦績3戦1勝 美浦・国枝栄
父ブリックスアンドモルタル 母父キングカメハメハ
前走はサウジアラビアRC(G3 東京芝1600M)に出走し、1番人気に推されたが結果は5着。
その前走のサウジアラビアRCは単勝1.5倍の断トツ人気に推されながら伸びを欠いて5着に終わっている。
能力自体はある筈だが、思っていたよりも今回も人気になるようならかなり割り引きたいと思える。
現時点での狙い馬候補
今年の朝日杯FSはA評価の馬が3頭いますが、諸々の条件を加味するとコノ馬が狙い馬となる。
前走は着差以上の強さを示しており、能力自体も相当高いと思わせるので、このメンバー相手でも十分勝ち負け出来るとみている。
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