【天皇賞（春）2021】出走予定馬・予想オッズ・人気馬見解

2021年5月2日（日）に行われる「天皇賞（春）2021」の出走予定馬と予想オッズ、ならびに上位人気になりそうな馬の見解について書かせて頂きます。

第163回を迎える「天皇賞（春）」は例年は京都芝3200Mで行われますが、今年は阪神芝3200Mで行われる古馬のＧ１レースです。
伝統と歴史のある古馬の長距離路線のＧ１レースですが、近年は超一流馬が長距離路線を敬遠する傾向となっており、年によってはＧ１級の馬がほとんど出てこないことも増えてきました。
一応、一昨年の菊花賞馬ワールドプレミアや昨年の菊花賞２着のアリストテレス、Ｇ１の２着が何度もあるカレンブーケドールなどが登録してきていますので、今年もそれなりに盛り上がることになりそうです。
過去10年の１番人気馬の戦績は3-1-0-6、勝率30%、連対率40%、複勝率40%ということで、1番人気馬の信頼度は低めのレースとなっています。

天皇賞（春）2021 出走予定馬

登録馬は以下の17頭となっています。

予想オッズ

予想オッズ上位人気馬の見解

カレンブーケドール

戦績14戦2勝 美浦・国枝栄

父ディープインパクト　母父Scat Daddy

前走は日経賞（Ｇ２ 中山芝2500M）に出走し、１番人気に推されたが惜しくも２着。
前走の２着でこれで重賞の２着は６回目となったが、未だに掲示板は一度も外していないのは立派の一言。
今回はそれほど強敵が見当たらないので、ここで待望の初重賞勝ちをＧ１で飾る大チャンスかも知れない。

ワールドプレミア

戦績10戦3勝 栗東・友道康夫

父ディープインパクト　母父Acatenango

前走は日経賞（Ｇ２ 中山芝2500M）に出走し、２番人気だったが結果は３着。
2019年の菊花賞馬で、その年の暮れの有馬記念も３着に好走している。
その後順調さを欠いたが、前走もコノ馬なりにはそこそこ走っており、今回はベストで大きく前進してきそうか。

アリストテレス

戦績11戦4勝 栗東・音無秀孝

父エピファネイア　母父ディープインパクト

前走は阪神大賞典（Ｇ２ 阪神芝3000M）に出走し、１番人気に推されたが７着に凡走。
３走前の菊花賞で無敗の三冠に挑んでいたコントレイルと大接戦を演じ、２走前のAJCC（Ｇ２）も地力をみせて勝っていたが、前走は案外過ぎる結果に終わっている。
タフな条件の3000Mの以上のレースは合っていない可能性があるので、馬場状態次第ではあまり評価を上げられないかも知れないが、逆に高速馬場になれば巻き返しの可能性はかなり高い気がする。

ディープボンド

戦績11戦3勝 栗東・大久保龍志

父キズナ　母父キングヘイロー

前走は阪神大賞典（Ｇ２ 阪神芝3000M）に出走し、３番人気だったが見事１着。
昨年の３歳時に京都新聞杯（Ｇ２）を勝っているが、やや勝ち味に遅いタイプという印象があった。
しかしながら、前走はタフなコンディションで適性をみせて圧勝しており、今回も同様の条件になれば浮上してくる可能性は高そうで軽視は禁物という気がする。

ウインマリリン

戦績9戦4勝 美浦・手塚貴久

父スクリーンヒーロー　母父Fusaichi Pegasus

前走は日経賞（Ｇ２ 中山芝2500M）に出走し、４番人気だったが見事１着。
昨年の３歳時にフローラＳ（Ｇ２）を勝ち、続くオークス（Ｇ１）でも２着に好走している。
前走で古馬の一流処との対戦でも目途を付けたので、レース巧者のコノ馬ならここでも通用する可能性は有る気がする。

オーソリティ

戦績8戦4勝 美浦・木村哲也

父オルフェーヴル　母父シンボリクリスエス

前走はダイヤモンドＳ（Ｇ３ 東京芝3400M）に出走し、１番人気に推されたが惜しくも２着。
昨年の３歳時に青葉賞（Ｇ２）とアルゼンチン共和国杯（Ｇ２）を制しており、この世代のトップグループの１頭という評価をしている。
２走前の有馬記念は案外過ぎる大敗をし、左回りのほうが安定して高いパフォーマンスを出しているが、右回りが絶対にダメという感じはしない。
思っていたよりも人気にならなそうなら狙い目になりそうな気がする。

現時点での狙い馬候補

コノ馬、直近の数戦は少し案外な結果に終わっているようにみえるが、内容は決して悪くない。
今回は間違いなくコノ馬の本質的ベスト条件なので、能力全開で久々の勝ち鞍が期待出来るとみている。

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