【天皇賞(秋)2023】出走予定馬・予想オッズ・人気馬見解

2023年競馬予想記事

2023年10月29日(日)に行われる「天皇賞(秋)2023」の出走予定馬と予想オッズ、ならびに上位人気になりそうな馬の見解について書かせて頂きます。

今回が第168回となる「天皇賞(秋)」は東京芝2000Mで行われる3歳以上のG1レースです。
この天皇賞(秋)、11月のジャパンカップ、12月の有馬記念の3つのG1レースが秋のG1シリーズの王道路線と言われており、この秋の王道路線を3つとも制したのは2000年のテイエムオペラオーと2004年のゼンノロブロイの2頭しかいません。ここ最近は超一流馬が秋に王道路線の3つのレースを全部使うケースは稀ですので、今後はこのような馬は出てこないかも知れません。
過去10年の1番人気馬の戦績は6-2-1-1、勝率60%、連対率80%、複勝率90%ということで、1番人気馬の信頼度はかなり高いレースとなっています。

 

天皇賞(秋)2023 出走予定馬

登録馬は以下の13頭となっています。

 

馬名性齢斤量調教師
アサマノイタズラ牡558(美)手塚貴久
アドマイヤハダル牡558(栗)大久保龍
イクイノックス牡458(美)木村哲也
エヒト牡658(栗)森秀行
ガイアフォース牡458(栗)杉山晴紀
ジャスティンパレス牡458(栗)杉山晴紀
ジャックドール牡558(栗)藤岡健一
スターズオンアース牝456(美)高柳瑞樹
ダノンベルーガ牡458(美)堀宣行
ドウデュース牡458(栗)友道康夫
ノースブリッジ牡558(美)奥村武
ヒシイグアス牡758(美)堀宣行
プログノーシス牡558(栗)中内田充

 

予想オッズ

1イクイノックス2.7
2ドウデュース5.3
3プログノーシス5.5
4スターズオンアース8.3
5ジャスティンパレス12.2
6ダノンベルーガ16.8
7ジャックドール19.6

 

予想オッズ上位人気馬の見解

イクイノックス

戦績8戦6勝 美浦・木村哲也

父キタサンブラック 母父キングヘイロー

前走は宝塚記念(G1 阪神芝2200M)に出走し、1番人気応えて見事1着。
2歳時は東スポ杯2歳S(G3)を勝ち、3歳になって皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)は2着に終わったが、秋に天皇賞・秋(G1)と有馬記念(G1)を勝って年度代表馬になっている。
4歳になった今年もドバイシーマクラシック(G1)を勝っており、現役最強馬と言って間違いない存在となっている。
今回はぶっつけ本番だけが不安材料だが、ほとんどの馬とは勝負付けが済んでいるので、良馬場で凡走するイメージは沸かないか。

 

ドウデュース

戦績9戦5勝 栗東・友道康夫

父ハーツクライ 母父Vindication

前走はドバイに遠征し、ドバイターフに出走する予定が取消となり、
実質的な前走は京都記念(G2 阪神芝2200M)に出走し、1番人気に応えて見事1着。
2歳時は朝日杯FS(G1)を勝ち、3歳時は日本ダービー(G1)を勝っており、
同世代のイクイノックスと並び世代トップクラスの馬という評価と言える。
今回は久々の点が気がかりだが、地力の高さは疑いようがないので、軽視は禁物の1頭と言える。

 

プログノーシス

戦績10戦6勝 栗東・中内田充正

父ディープインパクト 母父Observatory

前走は札幌記念(G2 札幌芝2000M)に出走し、2番人気だったが見事1着。
3歳デビューで新馬戦を勝って2戦目に出走した毎日杯(G3)で3着に好走後は自己条件から再スタートし、
6走前に準オープンを勝ち上がって、3走前に金鯱賞(G2)を勝って、2走前には香港のQE2(G1)で2着に好走している。
ここ数戦で急激に強くなっている印象が強く、既にG1を十分勝てるレベルには間違いなく達していると思える。

 

スターズオンアース

戦績10戦3勝 美浦・高柳瑞樹

父ドゥラメンテ 母父Smart Strike

前走はヴィクトリアマイル(G1 東京芝1600M)に出走し、1番人気に推されたが結果は3着。
3歳時に桜花賞(G1)とオークス(G1)を勝って二冠を達成しており、これまで10戦して一度も馬券圏外になっていない。
コノ馬もぶっつけ本番な点だけが不安要素だが、今回のメンバー相手でも上位争い出来る力はあると思える。

 

ジャスティンパレス

戦績11戦5勝 栗東・杉山晴紀

父ディープインパクト 母父Royal Anthem

前走は宝塚記念(G2 阪神芝2200M)に出走し、2番人気3着。
2歳時にホープフルS(G1)で2着に好走し、3歳時は神戸新聞杯(G2)を勝って、菊花賞(G1)は3着に好走している。
4歳になった今年は阪神大賞典(G2)と天皇賞・春(G1)を連勝しており、コノ馬も現役トップクラスの1頭なのは間違いない。
東京芝2000Mがベストでは無いと思うが、十分守備範囲だとは思える。

 

ダノンベルーガ

戦績8戦2勝 美浦・堀宣行

父ハーツクライ 母父Tizway

前走は札幌記念(G2 札幌芝2000M)に出走し、3番人気4着。
3歳時に共同通信杯(G3)を勝ったが、皐月賞(G1)と日本ダービー(G1)は4着、
そして天皇賞・秋(G1)は3着だったが、ジャパンカップ(G1)は5着に終わっている。
今年になってドバイターフ(G1)で2着に好走しているが、1年半以上勝ち鞍が無い状況が続いている。
それでも東京芝2000M(G1)は合っていると思えるのと地力の高さは疑いようがないので、絶対に軽視は出来ない1頭か。

 

ジャックドール

戦績16戦8勝 栗東・藤岡健一

父モーリス 母父Unbridled’s Song

前走は札幌記念(G2 札幌芝2000M)に出走し、1番人気に推されたが結果は6着。
一昨年9月から昨年3月にかけて5連勝して金鯱賞(G2)を勝ち、その後昨年の札幌記念(G2)を勝ち、今年の大阪杯(G1)を勝って待望のG1勝利を挙げている。
直近の2戦は少し案外な結果に終わっているが、ベストに近い条件の今回は軽視は出来ないか。

 

現時点での狙い馬候補

今年の天皇賞(秋)はA評価の馬が3頭いるが、諸々の条件を考慮すると狙い馬になるのはコノ馬か。
前走はコノ馬向きの条件と思えなかったが終わってみれば圧勝と言える内容だった。
今回はベスト条件と思えるので、ここで待望のG1初勝利を挙げる可能性は十分あると思える。

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