【高松宮記念2023】出走予定馬・予想オッズ・人気馬見解

2023年3月26日（日）に行われる「高松宮記念2023」の出走予定馬と予想オッズ、ならびに上位人気になりそうな馬の見解について書かせて頂きます。

今年で53回目を迎える「高松宮記念」は中京芝1200Mで行われる古馬のＧ１レースです。
春のスプリント王決定戦として行われるＧ１レースですが、同時に春のＧ１シリーズの開幕戦という位置付けのレースでもあります。
元々は高松宮杯というレース名で芝2000Mで行われていましたが、1996年にＧ１に格上げされ芝1200Mで行われるようになっています。
意外に連覇の少ないレースで、過去に連覇を達成しているのは2010年と2011年に勝ったキンシャサノキセキ1頭だけとなっています。
過去10年の１番人気馬の戦績は2-1-2-5、勝率20%、連対率30%、複勝率50%ということで、勝利と連対率が低く1番人気馬の信頼度はやや低めと言えるかと思います。

高松宮記念2023 出走予定馬

登録馬は以下の20頭となっています。

予想オッズ

予想オッズ上位人気馬の見解

ナムラクレア

戦績11戦4勝 栗東・長谷川浩大

父ミッキーアイル　母父Storm Cat

前走はシルクロードＳ（Ｇ３ 中京芝1200M）に出走し、２番人気だったが見事１着。
２歳時に小倉２歳Ｓ（Ｇ３）を勝ち、３歳時は函館スプリントＳ（Ｇ３）を勝っているが、これまで掲示板を外したことが一度も無いのは立派の一言に尽きる。
Ｇ１レースでは惜しい結果ばかりだが、現時点でこの路線とトップグループの１頭なのは間違いないので、ここで悲願のＧ１制覇の可能性は十分あると思える。

アグリ

戦績9戦5勝 栗東・安田隆行

父Caravaggio　母父War Front

前走は阪急杯（Ｇ３ 阪神芝1400M）に出走し、２番人気だったが見事１着。
これで４走前の１勝クラスから４連勝を達成したことになる。
５走前の1200M戦で唯一馬券圏外になっている点は気になるかも知れないが、本格化した今なら全く問題ないか。
寧ろ1200Mへの距離短縮は今なら大幅プラスになりそうな感じがするので、コノ馬もここをアッサリ勝っても不思議はないか。

メイケイエール

戦績14戦7勝 栗東・武英智

父ミッキーアイル　母父ハービンジャー

前走は香港に遠征し、香港スプリント（Ｇ１ シャティン芝1200M）に出走し、１４頭立ての５着。
戦績にムラがあるものの、既に重賞６勝しているので間違いなくコノ馬もこの路線のトップグループの１頭と言える。
ツボに嵌ればまとめて負かす地力は間違いなくあるので、もし人気落ちが激しいようなら寧ろ絶好の狙い目になるか。

ピクシーナイト

戦績9戦3勝 栗東・音無秀孝

父モーリス　母父キングヘイロー

前走は2021年の香港に遠征で、香港スプリント（Ｇ１ シャティン芝1200M）に出走したが、落馬による競走中止だった。
2021年のスプリンターズＳ（Ｇ１）を圧勝と言える勝ち方で制しており、もし香港の落馬が無かったらと思わせる。
１年３か月振りの実戦がいきなりＧ１の本番となる点はやはり割引が必要と思えるので、思っていたよりも人気になるようならさらに割り引く感じになるか。

トウシンマカオ

戦績10戦4勝 栗東・高柳瑞樹

父ビッグアーサー　母父スペシャルウィーク

前走はシルクロードＳ（Ｇ３ 中京芝1200M）に出走し、３番人気４着。
２走前に京阪杯（Ｇ３）を勝っており、コノ馬もこの路線のトップグループに近い位置にいるのは間違いない。
どんな条件でも好走出来る地力の高さがあるので、混戦になればなるほど浮上してきそうな感じがする。

ヴェントヴォーチェ

戦績14戦7勝 栗東・牧浦充徳

父タートルボウル　母父Distant View

前走はオーシャンＳ（Ｇ３ 中山芝1200M）に出走し、２番人気だったが見事１着。
３走前にキーンランドＣ（Ｇ３）を勝っており、戦績にムラがあるがコノ馬もこの路線のトップグループに近い１頭と言える。
爆発力で言えば現役屈指の存在だと思えるのと、久々を使って型通り良化していると思えるので今回はかなり期待して良さそうか。

ウインマーベル

戦績14戦4勝 美浦・深山雅史

父アイルハヴアナザー　母父フジキセキ

前走はシルクロードＳ（Ｇ３ 中京芝1200M）に出走し、４番人気７着。
３歳時に葵Ｓ（Ｇ３）を勝っているほか、キーンランドＣ（Ｇ３）とスプリンターズＳ（Ｇ１）で２着に好走している。
使って良くなるタイプだと思うので、前走は５９キロの斤量もあって言い訳は十分出来るので、本番の今回で大きく前進する可能性は十分ありそうか。

ナランフレグ

戦績33戦6勝 美浦・宗像義忠

父ゴールドアリュール　母父ブライアンズタイム

前走はオーシャンＳ（Ｇ３ 中山芝1200M）に出走し、３番人気９着。
昨年のこのレースを制しているが、昨秋にはスプリンターズＳ（Ｇ１）でも３着に好走している。
前走は案外過ぎる結果に終わっているが、香港遠征明けだったことなど言い訳は出来るので、本番のここで巻返す可能性は十分ありそうか。

グレナディアガーズ

戦績13戦3勝 栗東・中内田充正

父Frankel　母父Harlington

前走は阪急杯（Ｇ３ 阪神芝1400M）に出走し、１番人気に推されたが結果は７着凡走。
２歳時に朝日杯ＦＳ（Ｇ１）を勝っているほか、一昨年の阪神カップ（Ｇ２）も勝っている。
前走は案外過ぎる結果に終わったが、元々戦績にムラがあるタイプなので、条件が揃えばアッサリ巻き返す可能性も十分あると思える。

現時点での狙い馬候補

今年の高松宮記念はA評価の馬が３頭いるが、諸々の条件を考慮すると狙い目はコノ馬か。
戦績にムラがあるが爆発力はメンバー随一。強烈な決め脚で大混戦を断つとみている。

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